【ひとことで言うと?】
最初に用意した材料や商品に対して、最終的に「売り物になる良品」がどれだけ残ったかを示す割合。
【もっと詳しく解説】
歩留まり(Yield Rate)とは、もともと製造業で使われる言葉で、投入した原料から期待通りの製品がどれくらい取れたかを表す指標です。
物流業界では、保管中や輸送中に商品が壊れたり汚れたりせず、無事に届けられた割合(破損・汚損の少なさ)を指します。
クッキー作りでイメージしてみましょう
あなたがクッキーを焼くとします。
- 製造の歩留まり:
- 生地を平らに伸ばして、型で抜きます。
- 上手く詰めれば10枚作れるのに、隙間だらけで抜いたせいで8枚しか作れませんでした。
- これは「歩留まりが悪い(生地を無駄にした)」状態です。
- 物流の歩留まり:
- 焼き上がった10枚のクッキーを、友達の家まで運びます。
- 途中で転んで、2枚割れてしまいました。
- 手元に残ったのは8枚。これが「物流の歩留まりが80%」という状態です。
物流現場において、「歩留まりが良い」=「商品の破損、汚損、紛失がなく、全ての商品を無駄なく出荷・納品できた」という意味になります。
【計算式】
歩留まり率(%) = 良品の数(出荷・納品数) ÷ 投入した数(保管・輸送総数) × 100
逆に、ダメになった割合を「不良率(ふりょうりつ)」や「廃棄率(はいきりつ)」と呼びます。
【なぜ重要なの? / メリット・注意点】
歩留まりの改善は、そのまま「利益」に直結します。
メリット
- コスト削減: 商品を1個壊すということは、その「仕入れ代金」をドブに捨てるのと同じです。さらに、捨てるための「廃棄費用」もかかります。歩留まりを上げれば、これらの無駄なお金が浮きます。
- 信頼の獲得: 「あそこの倉庫に預けると、箱が潰れて返ってくる」という悪評が立つのを防げます。
物流で歩留まりが悪化する原因
- 荷扱い: フォークリフトの爪で突き刺した、高いところから落とした。
- 保管環境: 雨漏りで濡れた(水濡れ)、湿気でカビが生えた、ネズミにかじられた。
- 梱包: ダンボールが薄すぎて、積んだ重みで潰れた(座屈)。
【まとめ】
- 歩留まりは、投入した原料・商品に対して良品ができた(残った)割合。
- 物流では、破損・汚損・紛失の少なさを示す品質指標。
- 「100個運んで100個無事に届ける」のが歩留まり100%の理想形。






