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世界共通の「商品のマイナンバー」!バーコードの親玉「GTIN(ジーティン)」

【ひとことで言うと?】

日本の「JAN」やアメリカの「UPC」など、国ごとにバラバラだったバーコードの番号ルールを世界標準に統一した、「国際取引商品番号(世界共通の商品ID)」の総称のこと。

【もっと詳しく解説】

GTIN(Global Trade Item Number:ジーティン)は、GS1(ジーエス・ワン)という国際的な流通標準化機関が定めた、商品の「世界共通の背番号」です。

人間の「パスポート」や「マイナンバー」でイメージしてみましょう

もし、世界中の国が「自分の国だけで通じる身分証明書」しか持っていなかったら、
海外旅行に行った時に「あなたは誰ですか?」と怪しまれてしまいますよね。
商品も同じです。

昔は、日本は「JANコード」、ヨーロッパは「EANコード」、
アメリカは「UPCコード」と、それぞれ独自のバーコードのルールを使っていました。
しかし、グローバル化が進み「日本の商品をアメリカのAmazonで売る」といったことが当たり前になると、システムが混乱してしまいます。

そこで、「名前の呼び方は国ごとに違ってもいいけど、
『GTIN』という世界共通のルール(桁数や構成)に全部統一しようぜ!」と決められたのです。
つまり、「通貨」という大きなグループの中に「円」や「ドル」があるように、
「GTIN」という大きなグループの中に「JAN」や「UPC」が含まれているという関係性です。

物流でよく見るGTINの仲間たち

  • GTIN-13(標準JAN): お菓子の箱などに付いている、おなじみの13桁のバーコード。
  • GTIN-14(ITFコード): 物流現場で最も重要!ダンボール箱に大きく印字されている14桁のバーコードです。これをピッ!と読み取るだけで「このダンボールには、あのJANコードの商品が24個入っているな」とWMS(倉庫システム)が瞬時に理解します。

【なぜ重要なの? / メリット・注意点】

現代の国際物流や、AmazonなどのグローバルECサイトにおいて、
このGTINがない商品は「存在しない(迷子)」のと同じ扱いを受けます。

メリット

  • 国境を越えたトレーサビリティ:
    日本の工場で作った商品が、地球の裏側のスーパーのレジを通るまで、
    この「GTIN」というたった一つの背番号で確実に追跡(トレース)できます。
  • AmazonやGoogleでの必須条件:
    現在、世界の巨大ECプラットフォームで商品を販売・広告を出す際、
    このGTINの登録が義務化されています。これがないと出品すらできません。

注意点(現場のリアル)

  • 勝手に番号を作ってはいけない:
    「うちのオリジナル商品だから、適当に13桁の数字を作ってバーコードにしよう!」
    というのは絶対にNGです。
    GS1 Japan(流通システム開発センター)にお金を払って登録し、
    正式な「企業コード」をもらってから番号を生成しなければ、世界中のデータベースでエラーが起きます。
  • 番号の使い回し厳禁:
    「昔売っていたジュースの生産が終わったから、新商品のジュースに同じGTINを使い回そう」とすると、倉庫のシステム(WMS)やレジが「昔のジュース」として認識してしまい、在庫差異や会計ミスという大パニックを引き起こします。

【まとめ】

  • GTINは、世界中の商品を一意に識別するための「国際取引商品番号」の総称
  • 日本のJANコードや、ダンボール用のITFコードなどは、すべてこのGTINの一部。
  • 国際物流システム(WMSなど)や、グローバルECサイトで商品を管理するための絶対的なパスポート(世界標準語)

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