【ひとことで言うと?】
スーパーやコンビニで売られているほぼ全ての商品に印刷されている、
「どこの国の、どの会社の、何という商品か」を13桁(または8桁)の数字と縞模様で表した、日本共通のバーコードのこと。
【もっと詳しく解説】
JAN(Japan Article Number:ジャン)コードは、
世界標準ルール「GTIN」の日本版(EANコードの日本での呼び方)です。
「車のナンバープレート」でイメージしてみましょう
車に「品川 300 あ 12-34」といったナンバーがついているように、
日本の商品には必ずこのJANコードというナンバープレートが割り当てられています。
お菓子の裏にある13桁の数字をよく見てみてください。
実は適当に並んでいるわけではなく、明確なルールがあります。
- 最初の2桁(国コード): 「45」または「49」から始まっていれば、それは日本の企業が登録した商品です。
- 次の5〜7桁(企業コード): 「〇〇製菓」などのメーカーを表します。
- 次の3〜5桁(商品コード): 「ポテトチップス うすしお味 60g」などの具体的なアイテムを表します。
- 最後の1桁(チェックデジット): バーコードリーダーが読み間違えないようにするための、計算式の「答え合わせ」用の数字です。
【なぜ重要なの? / メリット・注意点】
このJANコードが生まれたことで、
「レジ打ちの店員さん」と「倉庫の作業員」は、
人間が手作業で数字を入力する地獄から解放されました。
メリット
- POSレジの自動化: 店員さんが「150円」と手で打ち込まなくても、ピッ!とスキャンするだけでシステムの価格が呼び出され、同時に「今、ポテトチップスが1個売れた」というデータが記録されます。
- WMS(倉庫システム)の基礎: 倉庫の棚から商品を取る(ピッキングする)時、ハンディターミナルでこのJANコードを読み取ることで、先ほど解説した「在庫差異(誤出荷)」を100%防ぐことができます。
注意点(現場のリアルと弱点)
- 「個体」までは区別できない:
JANコードが教えてくれるのは「これはポテトチップスうすしお味です」ということだけです。
「昨日工場で作られたポテチ」と「1ヶ月前に作られたポテチ」の区別はつかないため、
賞味期限の管理などは別の工夫が必要になります。 - 読み取りエラーのイライラ: 光(レーザーやカメラ)でシマシマ模様の太さを読み取っているため、
パッケージがクシャクシャにシワが寄っていたり、水滴がついていたり、丸いビンに印刷されて歪んでいたりすると、ハンディターミナルが何度やっても「ピッ!」と鳴ってくれず、
現場の作業員がイライラしながら手で13桁の数字を打ち込む羽目になります。
【まとめ】
- JANコードは、日本の商品を識別するための13桁(または8桁)の共通バーコード。
- 世界標準であるGTIN(EAN)の日本版であり、最初の数字は「45」か「49」で始まる。
- お店のPOSレジや、倉庫のWMS(在庫管理)を正確に動かすための絶対的な土台。






