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帰りのトラックで「空気」を運ばない!物流のトランスフォーマー「オリコン」

【ひとことで言うと?】

荷物を運び終わった後や使わない時に、ペタンコに折りたたんで体積を約4分の1に減らすことができる、魔法のプラスチック箱

【もっと詳しく解説】

オリコンとは、「折りたたみコンテナ」の略称です。
(音楽のランキング会社ではありません!)

前回のプラダンの解説でも登場した「通い箱(特定の拠点間を何度も往復する箱)」として、今の物流業界、特にコンビニやスーパーなどの小売業への配送において、絶対になくてはならない主役です。

「折りたたみ傘」や「テント」でイメージしてみましょう

普通のプラスチックの箱(みかん箱のような固定式のコンテナ)に荷物を詰めて、お店に運んだとします。 行きは箱の中に商品が詰まっているので良いのですが、問題は帰り道(空箱の回収)です。 固定式の箱だと、中身が空っぽでも行きと同じスペースを取ります。
つまり、帰りのトラックは「ただの空気」を運ぶためにガソリン代と人件費を使っていることになります。

しかし、オリコンなら話は別です。
お店で中の商品を取り出した後、側面のロックを外すと、一瞬でペタンコの板状に折りたためます。
組み立てた状態ならトラックに100箱しか積めないスペースでも、折りたためば400箱まとめて積んで帰ることができるのです。

【なぜ重要なの? / メリット・注意点】

「運ぶ無駄」「保管する無駄」を極限まで削ぎ落とす、非常に理にかなったアイテムです。

メリット

  • 保管・輸送効率の劇的向上: 空箱を保管する倉庫のスペースや、回収にかかるトラックの便数(輸送コスト)を大幅に削減できます。
  • 環境への配慮(エコ): 紙のダンボールのように使い捨てず、何十回、何百回と繰り返し使えるため、ゴミが出ません。
  • 作業性の高さ: フタと一体になっているタイプ(サンクレットなど)を使えば、ガムテープで封をする手間も省け、パチッと蓋を閉めるだけで出荷できます。

注意点(現場のリアル)

  • 行方不明になる(滞留・紛失リスク): オリコンは1箱数百円〜数千円する「会社の立派な資産」です。しかし、届け先のお店が「これ便利だから、うちの店の在庫入れに使っちゃおう」と裏にため込んでしまい(滞留)、倉庫からオリコンが消え去るという事件が日常茶飯事です。
  • 洗うのが大変: 何度も使い回すため、当然汚れます。特に食品や化粧品を運ぶ場合、巨大な専用の洗浄機にかけて洗ったり、専門の業者にクリーニングを委託したりする「洗浄コスト」が重くのしかかります。

【まとめ】

  • オリコンは、折りたたみコンテナの略。
  • 使わない時はペタンコにして、体積を4分の1に減らせる。
  • 帰りのトラックの無駄をなく「通い箱」の代表格だが、紛失管理や洗浄のコストがかかる。

無理な営業は一切いたしません。

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