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パソコンと現実の大ゲンカ!倉庫最大のサイレント・キラー「在庫差異」

【ひとことで言うと?】

パソコンの画面(システム)上では「在庫あり」になっているのに、いざ倉庫の棚を見に行くと「モノがない!」という、データ(理論)と現実(実態)の数がズレてしまっている恐ろしい状態のこと。

【もっと詳しく解説】

在庫差異は、物流センターにおいて「絶対に起きてはならない、しかし放っておくと必ず起きる」永遠の課題です。

ユーザーさんが仰る通り、ここには2つの言葉が存在します。

  • 理論在庫(りろんざいこ): パソコン(システム)の画面上に表示されている「計算上の数」です。
  • 実在庫(じつざいこ): 倉庫の棚に実際に置かれている「現実の数」です。

「お財布」と「家計簿」でイメージしてみましょう

家計簿(理論)には「財布に1万円ある」と書かれているのに、
いざ財布(現実)を開けたら「8千円しかない!」という経験はありませんか?
この「消えた2千円のズレ」が在庫差異です。

なぜズレるのか?(原因)
倉庫には毎日何万個という商品が出入りします。

  • 「Aの商品」と「AにそっくりなBの商品」を間違えて発送してしまった(誤出荷)。
  • 棚に10個戻したのに、パソコンに「100個」と入力してしまった(入力ミス)。
  • 返品された商品を、パソコンに登録する前に勝手に棚に戻してしまった。
  • 盗難や紛失。

これらが何ヶ月も積み重なると、家計簿と財布の中身が全く合わなくなってしまうのです。

【なぜ重要なの? / メリット・注意点】

この「ズレ」を放置すると、会社が信用を失い、
最悪の場合は倒産につながるほどの破壊力を持っています。

在庫差異が引き起こす地獄(現場のリアル)

  • 幻の商品の「空売り(からうり)」: パソコン上は「残り1個」となっているため、ネットショップでお客さんが買えてしまいます。
    しかし、いざ倉庫スタッフが棚にピッキングに行くと、そこには空気しかありません(欠品)。
    「すいません、システムのエラーで本当は売り切れでした」とお客さんに平謝りする羽目になり、大クレームに発展します。
  • 棚卸し(たなおろし)の絶望: 年に数回、倉庫の全商品を数え直す「棚卸し」の時に、システム上は「1億円分の在庫」があるはずなのに、現実には「9,000万円分」しかなければ、その「消えた1,000万円分」は会社の丸損(特別損失)になります。

【解決策】WMS(倉庫管理システム)の導入
この在庫差異を「ゼロ」にするためだけに、企業は数千万円をかけてWMS(倉庫管理システム)を導入します。 人間の「記憶」や「紙のメモ」を一切信用せず、すべての商品の出し入れを「バーコード」と「ハンディターミナル(スキャナー)」でピッ!と読み取らせることで、システムと現実を1秒の狂いもなく完全に一致(同期)させるのです。

【まとめ】

  • 在庫差異は、パソコン上の「理論在庫」と、倉庫の棚にある「実在庫」の数がズレること。
  • ヒューマンエラー(数え間違い、入力漏れ、誤出荷)が積み重なって発生する。
  • お客さんに無いものを売ってしまう「空売り(欠品クレーム)」の最大の原因であり、これを防ぐためにWMS(倉庫管理システム)が導入される。

無理な営業は一切いたしません。

まずは現状をお聞かせください。

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