【ひとことで言うと?】
「注文ボタン」を押してから、実際に商品が手元に届くまでの「待ち時間」の合計。
【もっと詳しく解説】
リードタイム(Lead Time)とは、ある工程が始まってから終わるまでにかかる期間のことです。物流・製造業界では、主に発注から納品までにかかる時間を指します。 英語の頭文字をとって「L/T」と略されることもあります。
ピザの宅配でイメージしてみましょう
あなたが「お腹すいた!」と思ってピザを注文してから、「ピンポーン」と届くまでの30分間。これがリードタイムです。
この30分(L/T)の内訳を分解すると、以下のようになります。
- 受注(Order): 電話やネットで注文を受ける時間。
- 生産(Production): ピザを焼く時間。
- 配送(Transportation): バイクでお家まで運ぶ時間。
物流現場でも同じです。「トラックで運ぶ時間」だけがリードタイムではありません。「倉庫で商品を探す時間(ピッキング)」「箱詰めする時間(梱包)」「トラックに積む時間(荷役)」など、すべての作業時間を足したものがトータルのリードタイムになります。
現代のビジネスにおいて、この短縮が至上命題(絶対に達成しなければならない目標)とされています。なぜなら、私たちは「翌日配送(Amazon Primeなど)」に慣れてしまい、1週間も待たされると「遅いから別の店で買おう」とキャンセルしてしまうからです。
【なぜ重要なの? / メリット・注意点】
「早さは正義」です。リードタイムを短くすることは、単にお客さんを喜ばせるだけでなく、会社の利益に直結します。
メリット
- 機会損失(チャンスロス)の防止: 「欲しい時にすぐ手に入る」なら、お客さんは他のお店に浮気しません。
- 在庫の削減: これが最大のメリットです。
- もしリードタイムが「1ヶ月」なら、1ヶ月分の在庫を倉庫に持っておかないと、欠品してしまいます。
- もしリードタイムが「1日」なら、在庫は明日売れる分(1日分)だけあれば十分です。
- つまり、L/Tが短ければ短いほど、倉庫の在庫を減らして現金を増やすことができます。
注意点(課題)
- コスト増: 早く届けるために、高速道路を使ったり、飛行機を使ったり、作業員を増やしたりすると、コスト(経費)が跳ね上がります。
- 品質リスク: 「急げ!」とプレッシャーをかけすぎると、検品ミスや梱包ミス、交通事故などのトラブルが起きやすくなります。
【まとめ】
- リードタイム(L/T)は、発注から納品までにかかる時間のこと。
- 「注文処理」「生産・加工作業」「配送」すべての合計時間。
- 在庫を減らし、売上を逃さないために、短縮が至上命題となっている。






