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チームの「基礎体力」がバレる!?「人時生産性」で働き方改革

【ひとことで言うと?】

スタッフ1人が、1時間あたりにどれだけの仕事をこなしたかを表す「現場のスピードメーター」。

【もっと詳しく解説】

人時生産性(にんじせいさんせい)とは、作業員1人が1時間あたりに処理できる作業量のことです。

物流業界では「MH(マンアワー/Man Hour)」という単位を使って計算されることが多く、現場の実力を測る最も基本的な指標です。

マラソンでイメージしてみましょう

2つのチームが走った距離(仕事量)を比べてみます。

  • Aチーム:10人で合計100km走った。
  • Bチーム:2人で合計100km走った。

「合計距離(生産量)」は同じ100kmですが、どちらが凄いでしょうか?

間違いなくBチームですよね。1人あたり50kmも走っているからです。

物流現場でも、「今日は1万個出荷した!」という結果だけを見ても、それが「優秀だったのか、人が多すぎて効率が悪かったのか」は分かりません。

そこで、「1人が1時間に何個できたか」という人時生産性を計算して、公平に実力を比較します。

計算式

人時生産性 = 処理した仕事の総量(個数・ケース数など) ÷ 働いた人の総時間(人時・MH)

例えば、5人のスタッフが4時間かけて、合計2,000個の商品を梱包した場合:

  • 総時間 = 5人 × 4時間 = 20時間(20MH)
  • 人時生産性 = 2,000個 ÷ 20時間 = 100個/時つまり、「このチームは1人あたり1時間に100個処理する能力がある」と分かります。

【なぜ重要なの? / メリット・注意点】

「忙しいから人を増やそう」というどんぶり勘定をやめ、データに基づいた経営をするために必須です。

メリット

  • 正しい人員配置: 「明日は3,000個の出荷があるから、人時生産性100個のこのチームなら30時間分(=4人×7.5時間)の人員が必要だな」と、必要なアルバイトの人数を正確に計算できます。
  • 改善効果の測定: 新しい機械を入れた後に人時生産性が上がっていれば、「機械のおかげで効率が良くなった」と証明できます。
  • コスト管理: 時給と連動しているため、生産性が上がれば、そのまま利益アップに直結します。

注意点(課題)

  • 品質とのバランス: 数字を上げようと急ぐあまり、雑な作業になって「誤出荷」が増えては本末転倒です。
  • ベテランと新人の差: あくまでチームの平均値なので、個人の能力差(ベテランは速い、新人は遅い)を見落とさないように注意が必要です。

【まとめ】

  • 人時生産性は、作業員1人が1時間あたりに処理できる作業量
  • MH(マンアワー)を用いて計算し、現場の「基礎体力」を数値化する。
  • 人員配置やコスト計算の根拠となる、物流マネジメントの基本指標。

無理な営業は一切いたしません。

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